2019年 入社
私は現在、車両基地の営業所で清掃の他、主に当直業務を担当しています。列車は毎日運行しているので、基本的に毎日清掃するのですが、天候などによって汚れがひどい状態で帰ってくる時もあります。それでも、次に出発するまでに精一杯きれいにできたときは、非常にやりがいを感じます。
当直業務の役割は、当日の責任者として清掃した車両の出来栄えや、設備に不具合がないかの確認をすることです。また、自然災害などでダイヤ乱れが生じた時は、オーナーであるJR西日本京都支所と連携して、作業順序や作業内容の変更などを指示します。お客さまに安全・快適にご利用していただくために、柔軟な対応が求められ大変な仕事ですが、無事列車が予定した時間に出発できた時は、さらにやりがいを感じます。
私が仕事に取り組むうえで意識しているのは、「アンテナをはり、常に周りを見ること」です。営業所に着任した頃は、広い車両基地内のどこに清掃する車両があるのか、わからず困ったこともありました(笑)が、周りの方がいつも助けてくれました。今まで助けていただいたからこそ、周りを常に見て、困っている従業員や応援を必要としている従業員がいるかどうかを確認し、フォローできるように意識しています。
また、お客さまの目線で物事を考えることを大切にしています。車両基地での仕事は、お客さまの存在を非常に意識しづらい環境です。例えば、駅や商業ビルなどであれば、お客さまから直接お褒め、ご意見の言葉をいただくこともあるかもしれませんが、車両基地ではそのようなことはありません。そのため、私は自分自身が乗客としてその車両を利用した時に、「快適に思えるかどうか」を常に意識して、清掃や出来栄えの確認を行うようにしています。
私は、鉄道を利用していろいろな所に出掛けることが大好きでしたので、鉄道に携わる業界で働きたいと考えていました。さまざまな企業を調べていく中で、駅舎や列車などの清掃の仕事があるということを知りました。鉄道旅行は、非常に便利で快適なものだと私は考えています。ただし、快適に過ごせるかどうかは、駅や列車の設備や定時制もありますが、「きれいに保たれているか」ということが大きいと思います。清掃を通して快適さを提供できるような会社は非常に面白そうだと感じて入社しました。
最近の清掃業界は、自動で床を洗浄する清掃ロボットが導入されるなど、機械の割合が多くなってきています。しかしながら、人の手でしか作業できない箇所も多く、人が必要であることは変わりません。長く働き続けることができると考えたのも入社の決め手でした。当社は、年配の従業員の方が非常に多く、我が子のように可愛がって接してくれる方もいます。そんな大先輩に、少しでも長く働きたいと思ってもらえるような環境を作っていけるように、取り組んでいきたいと思います。
8:30 | 前日の当直より引き継ぎ、8時45分に点呼。車両の清掃・現場の巡回などを行う | |
13:00 | 車両の清掃・現場の巡回・清掃車両の品質の確認、翌日の作業を打ち合わせ、事務 処理などを行う。遺失物の届け出、構内の巡回、薬品、備品などの補充、車両の清 掃・現場の巡回・清掃車両の品質の確認、事務処理などを行う | |
翌2:30 | 早寝の当直と交代。引継ぎを行ったのち就寝 | |
7:30 | 起床。作業指示書の読み合わせその他打ち合わせ。次の当直に引継ぎを行い、8時 40分に退社 |